「ブログが読まれない問題」への改善策を3つ抽出した【実例あり】

こんばんは、氷犬です。

こんな疑問に答えます。
ブログのアナリティクスを見て思ったのですが、SEO狙いの中途半端なノウハウを記事にするよりも、「SEOを意識していない体験談ベースの記事」の方が圧倒的に読まれますね。
匿名じゃないブログなら、まずはとにかく自分の経験を書ききった方がいいのかもしれない
— 氷犬☃️元税務職員ブロガー (@icedog_410) 2018年12月15日
先日、こんなツイートをしまして、わりと本質な気がしたので、このブログのデータをもとに深掘りしてみました。
- 「ブログが読まれない問題」の原因を3つあげる
- ブログが読まれない問題を改善する方法【すぐできる】
- 実名ブログなら何でもいいから書いた方が良い【結論】
なお、このブログは2018年12月現在、月間25,000PVほどで正直少ないですが、それでも「読まれる記事と読まれない記事の差」がハッキリと表れているので、参考にはなるかなと思いますm(_ _)m
「ブログが読まれない問題」の原因を3つあげる
- 内容が経験に基づいていない・経験が浅い
- 内容がニッチすぎる
- 記事への入り口が少なくてたどり着けない
順番に解説していきますm(_ _)m
ブログが読まれない理由①:内容が経験に基づいていない・経験が浅い
読まれない記事の最大の特徴が、これです。
記事を読んでもらうためには、基本的に「お役立ち情報」をまとめる必要がありますが、経験に基づいていなかったり経験が浅い記事は、まず読まれません。
よくあるケースとしては、「今まさに勉強している内容を書く」というものです。たとえば、ブログ論とかプログラミング学習の記事が当てはまります。
最近覚えたことは書いても内容が薄くなる言い換えると、少し調べたらわかる内容しか書けないということですね。そういう記事は読まれにくいです。
「リアルな経験」としての価値はあるので、SNSとかで短期的には読まれやすいですが、長期的に見ると読まれにくいかなと思います。※SEOで上位に来づらい
ブログが読まれない理由②:内容がニッチすぎる
「経験に基づいた記事が良い」とはいうものの、内容がニッチすぎると読まれません。
たとえば、「法律の細かい解釈の記事」とかだと、専門家はともかく、普通の人は興味ないですよね。いわゆる専門分野というやつです。
専門的な話は、本人としては書いていてわりと楽しいものの、読者にとっては「興味ない」で終わりです。
多くの人に読んでもらうためには、多くの人が興味のある内容を書く必要があります。
ブログが読まれない理由③:記事への入り口が少なくてたどり着けない
「SEO狙いの記事を書いて公開して終わり」だと、正直読まれにくいです。
たとえるなら、ひとつの路線しか通っていない駅みたいなものです。路線は多ければ多いほど、たどり着きやすいですよね。新宿とかはかなり行きやすい。
つまり、より簡単に記事にたどり着いてもらうために、「内部リンクを貼る・SNSで拡散する」など、「SEO以外のルートも確保しておくことが必要」ということです。
ブログで読まれない記事の特徴をもう一度
- 内容が経験に基づいていない・経験が浅い
- 内容がニッチすぎる
- 記事への入り口が少なくてたどり着けない
この3つを踏まえた上で、今すぐできる改善方法を紹介しますm(_ _)m
ブログが読まれない問題を改善する方法【すぐできる】
- 実際の経験に基づいた記事を書く
- 需要があるエリアを狙う
- 内部リンクを貼る・SNSで拡散する
このブログで実際に読まれている記事のデータをもとに解説していきます。
※なお、参考までにPVを載せていますが、全体のPVが25,000であることを抑えておいてくださいm(_ _)m
改善方法①:実際の経験に基づいた記事を書く
自分しか知らない・誰も書いていないことには、ものすごい価値があります。
そして、実際に経験したことには「実際のエピソード」というオリジナリティがあるので、そのエピソードを盛り込むと誰にも真似できない記事ができあがります。
本当に誰も書いていないことであれば、SEOなんて気にせずとも読まれるはず。
実際の経験に基づいた記事の例税務大学校と心が折れかけた1日目【税務職員奮闘記②】(月間3,000PV)
「税務大学校って何?」という感じですが、簡単に説明すると、「税務署の研修所」です。実はこのブログで一番読まれている記事です。
記事のクオリティは低いものの、「誰も書いていない実体験に基づいたエピソード」なので、誰にも真似できない内容になっています。
これはシリーズ化して前後の内部リンクを貼っており、シリーズ全体で4,500PVくらいですね。
改善方法②:需要があるエリアを狙う
あらかじめ、読んでくれそうな人が多そうなエリアを狙うのも大事です。
キーワードプランナーや関連キーワード選定ツールを使ってもいいのですが、おすすめなのは「自分が思いついたキーワード」を狙うこと。
自分が検索したことは、他の人もいずれ検索することなので、結果を見て微妙だったら、その時の自分が欲しかった答えを書けばOKです。
需要がある記事の例20代の人は本当に車を買わない方がいい【車の体験談】(月間700PVくらい)
「車 買わない」のワードで、1・2位くらいの記事です。
インターネットにいると忘れがちですが、車を買う・買わないというのは、若者のよくある悩みなので、20代・30代を中心に読まれているのかなと思います。少なくともブログ論とかプログラミング学習よりかは、悩んでいる人が多いですよね。
なお、脱毛やクレジットカードなど、稼げるワードは競合が強すぎなので、売れるアフィリエイト商品がないワードを狙って、Adsenseで間接的に稼ぐのがおすすめです。
参考リンク:【書評】『GoogleAdSenseマネタイズの教科書』が良書すぎたのでレビュー
改善方法③:内部リンクを貼る・SNSで拡散する
これは先に例を出します。
【未経験から】プログラミングの独学方法の手順まとめ【実践済み】(月間600PVくらい)
プログラミングの独学方法を書いた記事ですが、SEOでは上位表示されていません(まだ60位くらい)。
この記事は「SEOではたどり着けない記事」ですが、他の経路を用意することで読まれている例ですね。いろんな記事から内部リンクを貼ったり、Twitterで固定ツイートにしているので、それなりに流入があります。
読んでもらう努力は大事プログラミング(Web制作)を未経験から始めて、仕事にするまでの学習方法をまとめました。
僕が実践した内容をすべて書きましたので、参考にしていただければm(_ _)m
【未経験から】プログラミングの独学方法の手順まとめ【実践済み】 https://t.co/j5Q00ZW1wk
— 氷犬☃️元税務職員ブロガー (@icedog_410) 2018年9月20日
内部リンクを細かく貼ったり、Twitterで拡散するのは手間がかかるのですが、必ずやった方が良いです。
というのも、SEOの結果が出るのは3ヵ月ほどかかるということもあり、読者の反応がすぐに確認できないため。
SNSで拡散されると、記事の感想がもらえたり、場合によっては被リンクがついたりするので、SEO以外で読んでもらう努力は大事ですね。
読まれないブログ記事を改善する方法まとめ
- 実際の経験に基づいた記事を書く
- 需要があるエリアを狙う
- 内部リンクを貼る・SNSで拡散する
まとめると、「ニーズのあることを実体験に基づいて書く。読んでもらう努力もする」という感じです。
小手先のテクニックは本当に通じないので、記事を書いて公開したら、結果を見て少しずつ改善していきましょう。
ただ、記事を書くことに意識を取られすぎると、書いた後にまで気が回らないので、まずは記事を書くことに慣れるのが大事かなと思います。
ブログなら何でもいいから書いた方が良い【結論】
「読まれる記事を書こう」と言ったものの、実は自分では気づかないところにニーズがあったりします。
自分では当たり前と思うことでも、意外と他の人は知らないことが多いんですよね。
たとえば、同じ会社員でも、「業界ごとの常識」みたいなものがあるように、とりあえずはなんでも書いてみるのがいいかなと思います。
SEOだけを意識するなら、ブログである必要はない
SEOは大事ですが、あくまでも読んでもらうための一手段です。
これは個人的な感想ですが、たとえば、SNSで少し意識高めなことを言いつつ、ブログで「Amazonビデオで見られるおすすめの映画3選!」みたいな記事を書くのは、自分が一番辛くなると思うんですよね。
なぜなら、ブログとSNSの使い方が違うから。狙っている層が全然違いますよね。
実をいうと、この「ブログとSNSのねじれ問題」には、僕もかなり悩んでいます…
せっかくブログとSNSをリンクさせるなら、なるべく発信することは統一した方がいいかなと思っています。そうでないなら、匿名ブログでも変わらないので。
ブログとSNSがリンクしている方の例- 永江一石さん(@Isseki3):More Access! More Fun!
Webマーケコンサルの方です。IT周りの時事ネタをブログにまとめつつ、Twitterのタイムラインでも触れるという感じ。スタンスがハッキリしていて、とても興味深いです。 - マナブさん(@manabubannai):manablog
ブログ・アフィリエイト・プログラミングの情報を中心に、海外情報を交えつつ発信されています。
僕の印象ですが、「テクノロジーを利用して、人生の難易度を下げる」という価値観のもとに、発信内容が統一されているのだと思います。SEOも強いので、マジですごいです…笑
ブログとSNSをリンクさせるのは、ひとことでいうと「ブランディング」ですよね。
「〇〇といえば、この人」「この人といえば、〇〇」というイメージを定着させることができれば、必然的にSEOにも強くなるのかなと思います。
肝心の軸がブレていると、発信内容にも統一感がなくなります。ブログを書きつつ、自分の価値観を理解していくのが重要ですね。
長い目でブログの運営戦略を考えよう
ここまで「ニーズのある記事を書く」とか「ブランディングが重要」と説明してきましたが、正直かなり難しいです。もはやビジネス。
そもそも実績や経験がないと、発信する内容が枯渇しがちなので、発信しつつ貪欲に経験を積んでいくのが重要だと思います。
20代のためのブログ運営戦略を考えたので公開する【迷走は終わり】でブログの運営戦略について提案していますので、ブログ運営に悩みを抱えている方はどうぞm(_ _)m
※余談ですが、↑のように記事の最後に内部リンクを貼るのはかなり効果があります
ブログを書いているんだけど、なかなかPVが伸びない…
キーワードも選んでいるし、基本的なSEO対策もしているのに、全然読まれません。
読まれる記事の特徴を知りたいです。