経費はいくらまでという思考は間違いです【元税務職員が解説】

経費はいくらまでという思考は間違いです【元税務職員が解説】

元税務職員の氷犬です。

経費がいくらまで使えるか知りたい人
事業の経費がいくらまで使えるか知りたい。

月いくらまで経費が使えるのかわからないので、使いたくても使えないお金がある。

金額とか割合とか、そういう基準があるなら教えてください。

こんな疑問に答えます。

 

結論から言うと、経費にいくらまでという考え方はないので、使いたかったら使ってOKです。

この記事では、必要経費の考え方を簡単にまとめています。

 

なお、僕は税務署の所得税担当として5年間働いており、個人の税務調査をしていたので参考になるはずですm(_ _)m

この記事の内容

  1. 経費にいくらまでという考え方は存在しない話
  2. 経費に上限はないので使いたければ使うこと
  3. 経費を増やしても自由に使えるお金が増えない理由

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経費にいくらまでという考え方は存在しない話

経費にいくらまでという考え方は存在しない話

税務署で働いていた時に、「経費はいくらまで入れていいんでしょうか?」という質問を受けることが何度かありました。

答えは、「必要なら経費にしてOK」です。

逆にいえば、事業に全然関係ない支出は、経費になりません。

 

経費の考え方

  • 事業に関係ある支出⇒経費
  • 事業に関係ない支出⇒経費にならない

経費の考え方はとてもシンプルで、「いくらまで」という基準は出てこないです。

いくらまででも必要なら経費になる

事業に関係のある支出は、数十円から数十万円まで幅があると思いますが、金額の基準は特にないです。

いくらでも事業に関係のある支出であれば経費になります。

たとえば、売上が年に100万円で経費が200万円の赤字であっても、それが必要な支出だったなら経費です。

 

「経費の金額が売上を超えるって不自然じゃないかな?」と考える必要はありません。

たとえば、事業を始めたばかりの時、事業が不調の時、損益が赤字になることは意外とよくあることです。

事業に関係のない支出は経費にならない

事業に関係のある支出であれば、いくらまででも経費になります。

一方で、事業に関係のない支出は、1円も経費になりません。

たとえば、日々の食事や趣味に使うお金は、事業と直接の関係はないですよね。

 

税務署にいた時、「心身の健康を保つために必要な経費なんだ!」と言われたことがありますが、生活費は経費にはならないです(-_-;)笑

経費になるもの・ならないものについては、過去にまとめた記事があるのでこちらを見てください。

経費って何?フリーランスなら知っておきたい必要経費の話

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2018.04.23

経費に上限はないので使いたければ使うこと

「いくらまで経費になるかわからないから、使いたくても使えない」なら、気にせず使ってOKです。

経費を減らすのは大事ですが、それ以上に事業への投資が大事ですからね。

本を買う・遠くに行ってみる・パソコンを新調するなど、それで売上が上がったり効率がよくなるなら、いい経費の使い方かなと思います。

 

仮に税務調査を受けても、「経費使いすぎじゃない?」と言われることはありません。

あくまでも「経費になるか・ならないか」という視点で判断します。

経費になる・ならないの判断は自分次第

インターネットで税金の記事を調べると、「最終的に経費になるかならないかは税務署次第です」みたいなオチの記事があります。

これは元税務職員である僕の素直な感想ですが、「適当なまとめ方をしないでほしい」という感じです、、、(-_-;)

 

お金を払った本人が「経費なんです」といえば、それは経費なんですよね。

客観的に見た時に、経費かどうかがわかりづらいものはあるかもしれませんが、あくまでも経費にするかどうかは本人次第。

申告する時に、「税務署の人がどう判断するかわからないし、経費に入れるのはやめておこうかな」という遠慮はいりません。

税務調査の時に経費かどうかは判断される

では、税務調査の時に調査官がどういう目で調査するかというと、「客観的に見て経費といえるかどうか」です。

細かく言うなら、「経費と言えるだけの証拠が揃っているか」という視点で調査をしています。

 

たとえば、領収証がない・事業と関係する支出には見えない・そもそも払った証拠がないなど、税務署の調査官はいろんな視点で考えています。

逆に言えば、「経費になるという確かな証拠・事実」があれば、経費としてみなされるというわけですね。

 

「税務署の職員に認められれば経費になります」というのは間違いで、税務職員としては確認してるだけなんですよね。

別に認めてるわけではないし、確かな証拠と説得力がないので、「経費かどうかわからないから経費ではないと思われる」と判断しているのが事実です。

客観的に見ても経費かどうかわかるよう、書類はしっかりと残しておきましょうd(^_^o)

経費は領収証じゃないと認められない?レシートじゃダメ?【フリーランス向け】

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経費を増やしても自由に使えるお金が増えない理由

経費を増やしても自由に使えるお金が増えない理由

よくある勘違いとして、「経費を増やせば、自由なお金が増える」という考えがあります。

 

これは間違いで、なるべくなら経費を使わない方が自由に使えるお金は増えます。

経費を使う=元手を減らすこと

少し数字を使った話になるので、具体的な例で見ていきましょう。

例:経費を100万使う場合(税率10%)

①経費を100万使う
⇒元手が100万減る 払うべき税金が10万円減る
マイナス90万(手元に10万だけ残る)

②経費を使わない
⇒元手プラマイゼロ 税金を10万円払う
マイナス10万円(手元に90万残る)

経費を使わない方が、手元に残るお金は多くなるんですよね。

経費を使うのには元手が必要なので、無理に経費を使うぐらいだったら、手元にお金を残しておく方がいいです。

 

使うべき経費は使って、無理に経費は使わないのが正しい考え方かなと思います。

ただ、使うべき経費を使わずに税金を払うのが一番もったいないので、経費の使い方はよく考えておいた方がいいですね。

仕事道具への投資はケチるべきではないです。

自由に使えるお金を増やしたいなら売上を増やすしかない

自由に使えるお金を増やしたいからといって、経費を多く使うのは間違いです。

税金が減るので、お金は増えるようなイメージがありますが、元手は減ってますからね。

 

税務調査のことを気にするのも時間のムダです。

結局のところ、自由に使えるお金を増やしたいなら売上を増やすしかありません。

 

売上を増やすには、①自分の付加価値を高めるか、②マーケティング(市場)を学ぶのがいいかなと。

当ブログでは、①付加価値を高める手段としてプログラミング、②マーケティングを学ぶ手段としてブログ発信をおすすめしています。

 

まずはプログラミングの記事を見ていただけるとわかりやすいはずですm(_ _)m

プログラミングの効率的な学習方法と手順を5ステップで【ゼロから】

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2018.08.16

 

税金でもプログラミングでも、何か質問がありましたらぜひ僕のTwitterまでご連絡くださいd(^_^o)

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