海外での支出を経費にするときのポイント【クレジットカードが最強】

こんにちは、元税務職員の氷犬です。

海外フリーランスの人

海外でフリーランスとして働いています。

特に場所に縛られずに働いているため、いろんな国で経費を使うことがよくあります。

ただ、日本円じゃないし、領収証がないことも多く、海外で使った経費の処理がイマイチわかりません。ざっくりと教えてください。

こんな疑問に答えます。

 

海外での支出は問題なく経費にできますが、処理が少しめんどうです。

日本円じゃないし、領収証が無いのもよくあることなので、税金の処理に悩む気持ちもわかります。

そこで、この記事では、海外での支出を経費にするときのポイントを2つに分けてまとめました。

この記事の内容

  • 海外での支出を経費にするときのポイント2つ
  • 海外の領収証があるとき・ないときの処理
  • クレジットカードを使うと、海外で使った経費が自動で処理できる

「そもそも海外で仕事をするのに、日本に税金を払う必要はあるのか」という疑問については、海外ノマドの税金の扱いを詳しくまとめました【所得税・住民税】に書きましたのでどうぞ。

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海外での支出を経費にするときのポイント2つ

海外での支出を経費にするときのポイント2つ

海外での支出を経費にするときのポイントは2つです。

海外で使った経費の処理のポイント

  1. 日本円に換算する
  2. 海外で経費を使ったときの領収証の有無

順番に解説していきますm(_ _)m

①日本円に換算する【為替レート】

日本に確定申告する時、計算はあくまでも「日本円」でする必要があります。

当然ですが、海外でお金を使った時には、「現地の通貨」で払っているので、日本円ではないです。

領収証の有無の前に、ベースとなる知識として、「現地通貨を日本円に直す時のレート」について説明します。

 

確定申告をするときには、現地の通貨を日本円のレートに直すわけですが、基準がいろいろあって悩むはず。たとえば、払った時のレートなのか、月の平均レートなのかなど。

結論から言うと、「客観的に見て納得できる換算方法」ならOKです。

払った日のレートでもいいし、その月の平均レートでもいいですし、1年の平均レートでもいいと思います。

 

個人的には、払った日のレートだと細かすぎるし、1年のレートだとざっくりしすぎなので、月ごとの平均レートがいいかなと。

毎月の支出を見返して、その月の平均レートで換算していく感じです。

海外の通貨のレートについては、Googleで通貨の名前を打ち込めば出てきます。

タイバーツと為替レート

タイバーツだと、3.5円くらいが平均なので、ざっくり3.5円で計算してOKですね。

たとえば、150バーツで何か支払いをしたら、「150バーツ×3.5円=486円」みたいな感じです。

 

本来は「払ったその日のレート」で計算する必要があるのですが、細かすぎるので税務署も気にしないと思います。

というのも、僕が税務職員だった時に「その日のレートで計算するのってムリですよね」という話を職場でしたことがあるからですね。

実際に計算してみるとわかりますが、1日のレートでも、月のレートでも、そんなに大きくブレることはないので大丈夫です。

②海外で経費を使ったときの領収証の有無

確定申告で経費を計上するときは、基本的に領収証が必要になります。

ただ、海外で支払いをしても領収証が渡されないケースは多いです。

そこで、領収証があるとき・ないときの処理について、次でざっくりとまとめました。

海外の領収証があるとき・ないときの処理

海外で支払いしたときに、領収証をくれる・くれないという2つのケースがあると思いますが、現金で支払うのは極力避けた方がいいですね。

海外で支払いをするときには、クレジットカードで払えないか検討した上で、ダメだったら現金で払うという流れにした方がいいです。

以下では、クレジットカード⇒領収証がある⇒領収証がない、の3パターンでそれぞれ解説していきます。

①クレジットカードを使う

海外でお金を払うときには、なるべくクレジットカードを使った方がいいです。

先ほど「現地通貨を日本円のレートに直す方法」について解説しましたが、クレジットカードを使うと、そのレート換算を自動でやってくれます。

クレジットカードと海外の為替レート

そもそも海外での支払いで経費になるものは、クレジットカードで支払えるものが中心です。

  • 交通費:飛行機・バス
  • 宿泊費:agoda・Airbnb

あとは飲食費とか、コワーキングスペースの利用代金くらいですが、金額としてはそこまで大きくないので、割とざっくり計算してもOKだと思います。

たまに100円くらい違ったところで、税務署も突いてきませんので。僕が職員だったら誤差の範囲で片づけます。

 

なお、海外でクレジットカードを使うなら、保険+海外キャッシングができるカードがおすすめですね。

エポスカードなど、発行が早くて無難なものを何枚か持っておくといいと思います。

②領収証がある場合

クレジットカードで支払えないものについては、領収証を頼りにして計算するしかありません。

コンビニやスタバなどの大手だと領収証がもらえると思いますので、取っておいて月末とかにまとめて計算しましょう。

ただ、繰り返しになりますが、「クレジットカードで支払えない=そもそも経費になるものではない可能性が高い」ので、そんなに意識しなくてもいいかなと思います。

③領収証がない場合

海外でお金を払っても、領収証をもらえないことは多いです。

領収証がもらえなくても問題なく経費にできますが、「いつ」「どこで」「誰に」「いくら支払ったか」ということを細かくメモしておく必要があります。

 

具体的には、出金伝票というものを作って、領収証代わりにするという方法ですね。参考:出金伝票の作り方

ただ、細かい支出に手間をかけるよりは、収入を増やす方に時間を使った方が生産的だと思います。たぶん、領収証をくれない支払いって数百円のレベルですよね。

数百円の支出を一生懸命メモしても、減る税金は100円とかそんな感じなので、個人的に無視してもいいかなと。

まとめ:クレジットカードで支払ったものだけ経費にするのがベスト

まとめると、海外での使ったお金はクレジットカードで支払ったものだけ経費として処理するのが一番効率的ですね。

なぜなら、領収証のある・なしに関係なく、経費になるものはクレジットカードで処理できるものばかりだからです。

時間が余って仕方がないなら、領収証の細かい処理をしてもいいかもですが、基本的には収入を増やす方に時間を使った方がいいと思います。

 

海外を転々とする人なら、持ち物もそんなに買わないですし、支出の大半は交通費と宿泊費ですよね。

あまり難しく考えずに、「クレジットカードで払ったものだけ経費にしよう」と考えておくのが気楽だと思います。

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クレジットカードを使うと、海外で使った経費が自動で処理できる

クレジットカードを使うと、海外で使った経費が自動で処理できる

海外での支出を経費にするときのポイントについて解説してきましたが、「クレジットカードで支払ったものだけを経費にする」という考え方には、もうひとつメリットがあります。

確定申告をする時には帳簿をつける必要があるのですが、自動会計ソフトの『Freee』を使うと、銀行口座とクレジットカードの支払いを自動で記帳してくれます。

Amazon・agoda・Airbnb・チケットの支払いなど、すべてクレジットカードで払えばいちいち記帳することなく、確定申告の準備ができます。

 

元税務職員の僕でも、「イチイチ支払いをメモして記帳するのはめんどくさいな」と思うので、自動化できることは自動化してストレスなく処理していきましょう。

Freee』は会計の知識がなくても扱えるのですが、多少は勉強しておいた方が便利なので、2冊ほど本を読んでおくのがおすすめです。

【2冊でOK】フリーランスの経理の勉強法【元税務職員が解説】

質問があればTwitterまで

所得税や消費税のことについて、何か不明な点があればTwitterまでご連絡ください。

基本的なことは答えられるかなと思いますので、遠慮なくどうぞm(_ _)m

Twitter:@icedog_410

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