プログラミングとWebマーケティング、どちらを先に学ぶべきか?

こんにちは、氷犬(@icedog_410)です。
このブログでは、「Webマーケティングを学んで私生活に活かす方法」を発信しているのですが、よくこんな質問を受けます。

結論から言うと、20代前半まではまずプログラミングから学ぶべきです。
矛盾しているようですが、必須のスキルではないからこそ、若いうちに身につけておくと将来的なリターンが大きくなるのです。
また、プログラミングの勉強やキャリア構築には再現性がありますし、世の中に情報も多く出回っています。
具体的には、大学生や社会人3年目くらいまでの若い人ほど、Webマーケティングよりプログラミングを優先して学ぶべきです。
そこで、この記事では、「プログラミングとWebマーケティングのどちらを学ぶべきか」という疑問に対し、「若いうちはプログラミングがおすすめな理由」をまとめてみます。
どんなスキルを身につけようかと迷っている方の参考になれば幸いです。
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「プログラミングとWebマーケティングのどちらを学ぶべきか」という問い
答えとしては、「プログラミングを学ぶべき」です。
理由は、「プログラミングはできなくても何とかなってしまうから」。
矛盾しているようですが、事実なので順番に解説していきます。
プログラミングとWebマーケティングの役割
初歩的な知識かもしれませんが、プログラミングとWebマーケティングの役割は理解していますか?
- プログラミング:モノを作るスキル
- Webマーケティング:モノを売るスキル
シンプルに言い切りました。
「両方できた方がいいんだろうな」と想像は付くかもしれませんが、同時に勉強すると効率が悪いです。なので、始めるならまずはどちらか片方からが良いですね。
ただし、その優先順位の付け方に迷う方が多いかと思います。
そこで、あえて優先順位をつけるなら断然プログラミングを優先すべきです。特に大学生・20代前半のような、若いうちならなおさらです。
マーケティングは遅かれ早かれ学ぶことになる
では、なぜプログラミングを優先すべきなのか?
これはプログラミングがどうこうではなく、Webマーケティングの性質の問題です。
もし、会社でマネジメントをする必要が出てきたり、個人で事業を伸ばしたりするなら、遅かれ早かれマーケティングの概念は学ぶことになります。
学ぼうと思わなくても、いずれ学ばなくてはならないのがマーケティングです。
一方、プログラミングはできなくても、まあなんとかなります。
ただ、できなくてもなんとかなるからこそ、選択肢と時間が残されている若いうちにプログラミングを学ぶのは有功なのです。
若い人ほど、まずはプログラミングから学ぶべき
プログラミングを学ぶべきポジティブな理由としては、「時代に合っていて、かつ、再現性が高いから」です。
例えば、特に日頃からプログラミングのことを意識しなくても、「プログラミングはできた方がいい」といった話を聞いたことはあるかと思います。
「2030年にはIT人材が数十万人不足する」といったニュースや、2020年から義務教育にプログラミングが組み込まれることからも、プログラミングスキルの重要性が高いことは明らかです。
時代に合ったスキルを持った人材は重宝される
プログラミングのできるエンジニアは収入が高いですが、その理由は「時代に合ったスキルを持っているから」です。
社会から必要とされる人は、報酬が多少高くなろうが重宝されます。
なので、若いうちから「プログラミングのできる人」というポジションを狙うのは、収入を上げるにしてもキャリアを築くにしても、とても効率が良いルートなのです。
プログラミングスキルの習得は難しいけど、再現性が高い
また、プログラミングは勉強の仕方が体系化されていて、調べようと思えばいくらでも情報が出てくるのが良いところです。
書店に行けばかなりの本が並んでいますし、インターネット上にはエンジニアの人が書いた情報がいくらでもあります。
もちろん、プログラミングを習得するのは難しい上、時間もかかるので、途中で挫折する可能性も少なくないです。
特に若いうちなら時間はたくさんありますし、その時間をプログラミングというスキルに投資するのは賢い選択なのです。
ただ、環境が悪いとプログラミングを勉強し続けるのは辛い
プログラミングを勉強するのは本当におすすめなのですが、最初はかなり辛い時期が続きます。
具体的には、以下のとおりです。
- とにかく勉強・勉強・勉強
- プライベートの遊びを捨ててまで続ける必要がある
- なのに、収入は低い(2年ほど)
要するに、プログラミングは「最初は辛いけど、後になってグイッと伸びるタイプのスキル」なんですね。
どれだけの時間を投資するかは、その人の考え方や見据えている期間に寄るものの、一番辛いのは「最初は収入が低いこと」だと思います。
例えば、未経験からエンジニアに就職すると、1,2年は給料が20万円前半のケースもザラにあります。
なので、そういう「耐えるだけの環境か精神力」がある人以外は、無理にプログラミングを学ぶのではなく、Webマーケティングから入っても良いとは思います。向き不向きもありますからね。
実際、僕もプログラミングを学びましたが、耐えるだけの環境と精神力はありませんでした。さらに性格的に向いていなかったので、元々好きだったWebマーケティングを選びました。
なぜWebマーケティングの勉強はプログラミングより後にすべきなのか
この記事を書いている僕自身は、Webマーケティングをメインの仕事にしています。
それでもWebマーケティングのスキルはプログラミングより後回しにした方が良いと思っています。
なぜなら、「習得する上での再現性が低く、コストがかかってしまうから」です。
Webマーケティングは学べる幅が広すぎて、再現性が低い
Webマーケティングのスキルは大きく以下の4つに分けられます。
- SEO(検索エンジン最適化)
- 広告運用(リスティング広告・ディスプレイ広告など)
- SNSマーケティング
- データ解析(データアナリティクス)
このように一口にWebマーケティングといっても、ジャンルがいくつかあります。
さらにSEO・広告運用といったジャンルの中でも必要なテクニックや考え方が違ったりして、学び方を体系化するのが難しいので、再現性が低いのです。
Webマーケティングは自分なりの勝ちパターンを見つけるのが大事
また、Webマーケティングは人によって得意な方法・不得意な方法があります。
数を打たないといけない分、それなりの時間(=コスト)が必要ですし、プログラミングと違ってゴールが見えにくいのも辛いところ。
なので、Webマーケティングを始める前にはプログラミングを学びつつ、余裕ができてきたら片手間に始めてみるのがおすすめです。
ただ、まずは興味のある方から始めてみるのが良いと思う
「プログラミングとWebマーケティングを学ぶなら、まずはプログラミングがおすすめ」と書いてきました。
とはいえ、プログラミングが向いている人もいれば、一方でWebマーケティングの方が向いている人もいます。
その素質はあなた自身で確かめるしかないので、まずは興味のある方をやってみて、ダメだったらもう片方を試してみるのが良いです。
プログラミングとWebマーケティングの独学方法
ここからは実際にプログラミングとWebマーケティングの独学方法を解説します。
どちらも最初のステップは一緒で、まずは小さく始めてみるのがポイント。
合う・合わないといった相性は確実にあるので、相性の悪い方を無理に学ぶことのないよう、構えすぎずに学ぶのがおすすめです。
いきなり就職するのはおすすめしない
たまに「未経験ですが、会社で学びたいのでまずは就職しようと思います」という相談をいただくのですが、いきなり就職するのはおすすめしません。
なぜなら、完全未経験で雇ってくれる会社では、まずもってスキルは身につかないからです。逆に、スキルが身につく会社は、完全未経験の人を雇ってはくれないです。
- 完全未経験で入れる会社:スキルは身につかない
- 完全未経験で入れない会社:スキルが身につく
会社で働く前に学べることは数多くあるので、まずは独学する癖を作りましょう。
プログラミングを学ぶ方法
プログラミングを学ぶ方法は、「プログラミングの独学方法の手順まとめ」にまとめてあります。
プログラミングにはいろいろと学習するルートがあるので、これがすべてではありませんが、ぜひ参考にしてみてください。
Webマーケティングを学ぶ方法
Webマーケティングを学ぶのであれば、ブログから始めるのがおすすめです。
Webマーケティングは最初の一歩がかなり取っ掛かりにくいので、「ブログから始める」と決め打ちした方が良いです。
以下の記事では、「なぜ、ブログが良いのか?」も含めてまとめてありますので、参考にしてみてください。
スキルを身につけるのは辛いけど、いずれ通るべき道
最後に個人的な経験を書きます。
僕は公務員から転職すべく、プログラミングとWebマーケティングを独学してきました。
そしてWebマーケティングの方を選んでこれまで進めてきたのですが、別にWebマーケティングの方が楽だったとか、そういうわけではありません。
プログラミングを学ぶにしろ、Webマーケティングを学ぶにしろ、どちらも労力と時間がかかりますし、それぞれ違った辛さがあります。
現実から目を背けていても何も変わりません。まずは小さく行動し、そして考え、行動し続けていきましょう。
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