こんばんは、Webエンジニアの氷犬です。

こんな疑問に答えます。
僕は現在、会社のWeb制作の部署で働いていて、Web制作の業界が少し見えてきたところです。
Web制作会社で働いてみた感想ですが、Web制作は個人のフリーランスが稼ぎやすいジャンルですね。
できるなら、小さなチームを組むとより効率が良くなるかなと思います。
現在、とある会社のWeb制作の部署で働いてるんですが、Web制作を会社の事業としてやると、「あまり儲からないだろうな」と感じています。
営業⇒受注⇒制作⇒納品をやるには、人件費がかかりすぎる印象です。
営業ができるなら、Web制作は個人のフリーランスが戦いやすいエリアだと思います。
— 氷犬📚元税務職員エンジニア (@icedog_410) 2018年9月25日
結論はこのツイートのとおりなのですが、もう少しわかりやすく「Web制作は小さなチームほど稼ぎやすい理由」を解説したいと思います。
「Web制作で稼ぐ」というお金に関するテーマなので、少し生々しい話にはなりますが、どうぞお付き合いください。
- Web制作で稼ぎやすいのは個人のフリーランスである
- 会社という組織はWeb制作で稼ぐには大きすぎる
- Web制作で稼ぐなら小さなチームを組むべき
なお、「これからWebサイトの制作を頼もうと考えてるんだけど…」という方にも有益な記事かなと思います。最後まで読んでいただければ幸いですm(_ _)m
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Web制作で稼ぎやすいのは個人のフリーランスである

Web制作の仕事をして感じましたが、Web制作で稼ぎやすいのは個人のフリーランスです。
ただ、「稼ぎやすい」というのはちょっと正確ではないかもしれません。
言い換えるなら、「個人で受注すると利益率が高くなる」というイメージですね。
イマイチピンと来ないかもしれないので、Web制作の流れを説明しつつ、深く掘っていきたいと思います。
Web制作の流れ
Web制作の流れは、だいたいこんな感じです。
- 営業する
- 案件を受注する
- Webサイトを作るためのヒアリングを行う
- サイト設計をする
- Webサイトのデザインを作る
- コーディングする
- サイトを確認してもらい、修正をする
- 納品・完了
もっと簡単にすると、「営業⇒受注⇒制作⇒納品」の4ステップです。
実際にWeb制作をしたことがなくても、なんとなくイメージは湧くかなと思います。
予算感としては、1つのコーポレートサイトを作るなら、価格は20万くらいからですね。
テンプレートを使ったり、ECサイト(ショッピングサイト)にしたりすると、予算は結構上下します。
Web制作は工数がかかる割にはそこまで高くない
Web制作の流れは「営業⇒受注⇒制作⇒納品」ですが、依頼者と打ち合わせしたり、写真素材を探したりと、意外と工数がかかるんですよね。
制作者と依頼者の間でうまく調整ができてないと、その分修正が増えてしまうこともあります。
予算には決まりがあるので、工数がかかればかかるだけ、時間あたりの単価は下がっていきます。
正直に言ってしまうと、「手間がかかる割に決して価格は高くないな」と思いますね。
どこまで手間をかけるかにもよりますが、予算と作業量の調整がなかなか難しい印象です。
ただ、個人のフリーランスがやる分には、十分かなと思っています。その理由を次で説明します。
個人は規模が小さいので十分な利益になる
「Web制作は手間がかかる割に価格は高くない」といいましたが、それでも個人が仕事でやるなら十分な金額になります。
たとえば、1件で30万円の仕事を受注できれば、とりあえず1月分の生活費にはなりますよね。
30万円の案件で1月以上かかることもないと思うので、1月あたり1件受注できれば生活には困らないです。
あとは、ランディングページやサイト修正など、細かい案件を受注できれば割と安定するかなと思います。
個人の強みは、とにかく維持費がかからないことです。
会社と違って、「個人を維持するための経費がかからない」のがポイント。
Web制作は仕事に必要な経費も少ないし、個人の仕事の中では利益率が高い方ですね。
会社という組織はWeb制作で稼ぐには大きすぎる
Web制作は1件あたり20万円~が相場です。
会社という単位で受注すると、単純に社員が5人なら1月あたり6,7件を回さないと、会社が維持できません。
(実際は100万単位の案件もあるので、そんなに大変なサイクルにはならないとは思いますが)
また、会社は雇用保険や地方法人税などを払う必要があり、会社自体の維持費も高いです。
Web制作だけを仕事にできればいいのですが、会社という組織は大きくなれば大きくなるだけ、いろんな作業が発生します。
社員の管理をしたり、経理をしたり、Web制作以外の仕事が出てくるんですね。
Web制作をしない社員がいると、その社員の分も含めて、他のメンバーで案件をこなしていく必要があります。
フリーランスとの価格競争が始まる
Web制作の仕事で、1会社が他社やフリーランスと差別化することは結構難しいです。
というのも、Webサイトの制作は意外とシンプルで、技術の差が出にくいから。
もし、差別化するのであれば、Webマーケティング・SEO・デザインという感じになると思いますが、そこまでのものを求めていない依頼者も多いはず。
技術に差が出ないなら、あとは価格競争なので、そうなると維持費の高い会社は個人のフリーランスに負けますよね。
「会社であること」が価格以上のメリットになるケースはそこまで多くないはず。なので、組織が大きければ大きくなるだけ利益率が下がって、稼ぎにくくなるという感じです。
こういう大きい組織ならではのデメリットは、ときに個人の強みになります。
ブログとかアフィリエイトで個人が戦っていけるのも、同じような理由ですね。
フリーランスと会社の差をまとめる
少し話が複雑になったので、ざっくり個人のフリーランスと制作会社の差をまとめてみたいと思います。
- フリーランス:維持費が少ないので、制作会社より低い金額で案件を受注できる
- 制作会社:維持費が高い。人件費がかかる分、フリーランスに価格競争で勝つことができない
あくまでも同じ土俵で仕事をする場合なので、制作会社は個別に強みを持ってると思います。
僕もいくつかWeb制作会社に話を聞きに行きましたが、会社にはその会社ならではのコネなどがあるみたいです。
ただ、フリーランスと制作会社で差別化できない部分もあるので、その点ではフリーランスに有利な土俵があるのは事実ですね。
要するに、「Web制作は個人だからこそ戦っていけるエリアがあるよ」という感じです。
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Web制作で稼ぐなら小さなチームを組むべき
「個人のフリーランスは維持費が少ないので、利益を得やすい」とはいうものの、個人で営業から制作までを請け負うのはなかなか大変だと思います。
自動的に仕事が入ってくるならいいですが、ひとりで営業できる範囲には限りがありますからね。
仕事が途切れたら困るので、制作しつつ営業もしなきゃいけません。
たとえるなら、ひとりで会社を回してるようなもの。大変です。
チームを組んで仕事を効率化する
ひとりで全部の作業をするのは大変なので、できれば営業・デザイン・コーディングの3人でチームを組むのが理想かなと思います。
あえて名前をつけるなら、Webディレクター・Webデザイナー・Webエンジニアの3人。
営業なら営業、コーディングならコーディングの技術を磨いた方が効率的ですからね。
チームで仕事を回せば、効率も上がるし、仕事の範囲も広がるしでメリットが多いです。
悩みとしては、利益の分け方ですが、そのあたりは信頼できる仲間同士で取り決めておけば大丈夫かなと。
ただ、このあたりは個人のスタイルにもよるので、結局は自分にあった仕事の仕方を見つけるのが大事ですね。
Web制作の営業パートナーを募集しています
かくいう僕も営業が苦手なので、Web制作の営業パートナーを募集しています。
「自分なら仕事取ってこれるぜd(^_^o)」という方は、一度ご連絡いただければ幸いです。
僕は元税務職員ということもあるので、双方にメリットがある関係が築けるかなと思います。よろしくお願いしますm(_ _)m
参考:
Web制作のご相談はこちら【概要・料金・進め方】
※連絡先もこちらのページに書いてあります。
Twitter:@icedog_410
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【未経験から】プログラミングの独学方法の手順まとめ【実践済み】
プログラミングを勉強して、Web制作で稼ぎたいです。
ただ、Web制作会社もたくさんあるし、個人で稼ぐのは難しいのかな。
でも個人で稼いでる人もいる。仕組みがよくわからないので教えてください。