Webマーケティング会社への志望動機を書く時のポイント【具体例もあり】

どうも、氷犬です。
普段は都内のWebマーケティング(SEOコンサルティング)会社で、Webマーケターとして仕事をしています。
先日、僕が働いている会社の社員を募集しました。
【社員募集のお知らせ】
現在、僕が働いている都内のWebマーケティング(SEOコンサル)会社では、一緒に働いていただける方(社員)を募集しています。募集にあたっての詳細を以下の記事にまとめましたので、興味のある方はご覧の上、ぜひご応募くださいm(_ _)mhttps://t.co/TrtvEOAHBB
— 氷犬 (@icedog_410) June 27, 2019
※現在は募集を締め切っています。
おかげで10名を超える方からの応募をいただきました。
しかし、応募内容を「一度お話ししてみたい」と感じたのはわずかでした。
理由は、「志望動機がこちらの求めているものとズレていたから」です。
そこで、この記事では、「Webマーケティング会社を目指す際の志望動機」について、実例を元にしつつ解説してみたいと思います。
- Webマーケティング会社への志望動機を書く時のポイント
- Webマーケティング会社への志望動機の具体例と添削
応募していただいた方に無断で公開するのは申し訳ないと思いつつも、フィードバックがないと次に活かせないので、フィードバックとして匿名で公開させていただくことにしました。
Webマーケティング会社へ入社したい方の参考になれば幸いです。
Webマーケティング会社への志望動機を書く時のポイント
具体例を挙げる前に、まずは要点を以下にまとめます。
- 募集要項はよく読み込むこと
- スキル・素質・価値観を伝えること
この2点です。詳しく解説していきます。
ポイント①:募集要項はよく読み込むこと
社員の募集を行うにあたって、【社員募集】SEOコンサルティングの仕事をしたい方を募集していますという記事で、必要なスキルや勤務条件などの募集要項をまとめました。
僕が会社名を明かさなかったのもフェアではなかったと思うのですが、募集要項を読んで、その意図を把握していない方が想像以上に多かったです。
たとえば、「SEOのスキルが必要」と書いてあるのに、「スキルはありませんが、やる気はあります」という方がいました。
募集要項は、「会社のニーズ」をそのまま反映しているので、そのニーズや意図をよく考えた上で送ると選考に通りやすくなると思います。まずは募集要項を読み込むことから始めましょう。
ポイント②:スキル・素質・価値観を伝えること
志望動機には、「スキル」「素質」「価値観」を含めることが重要です。
- スキル:Webマーケティングのスキルの有無(SEO・広告運用・SNS・Web解析 など)
- 素質:スキルを習得する素質(他のスキルを独学で身につけた過去がある など)
- 価値観:「なぜ、Webマーケティングに興味があるのか」の背景や価値観
スキルはあるに越したことはないですが、スキル以上に「素質」が大事だと思っています。
Webマーケティングのスキルは「技術」の要素が強いので、「独学で何かのスキルを身につけた経験」などは、素質としてアピールしやすいです。いわゆる、スキルフィットとしての側面です。
また、価値観は、いわゆるカルチャーフィットにあたります。「会社の文化にどれだけ合うか」という判断基準です。
チームとして働く上では、価値観がある程度合わないと足並みが揃わないため、経歴や価値観をアツく伝えることが重要になります。
会社がどんな人を求めているかをよく考える
主語が「会社」ばかりで申し訳ないですが、やはり募集している側のニーズや意図を汲み取ることは必要だと思います。
自分も後に会社を選ぶ側になるため、まずは「選ばれること」を目的とするのがおすすめです。
Webマーケティング会社へ送る志望動機の具体例と添削
ここからは実際に応募者からいただいた志望動機の要素について、簡単に添削しつつ、紹介します。
①志望動機がそもそも短すぎる
志望動機がそもそも短いケースは意外と多いです。
応募段階では、企業側も応募者のことをよくわかっていませんので、できるだけ自分のことを詳細に伝えることが重要になります。
「普段からブログを運営したり、本を読んだりしていて、Webマーケティングが好きだから」だけでは、何も言っていないのとほぼ同じです。
「なぜWebマーケティングが好きなのか?」という背景を深掘りして、伝えることが重要です。
②未経験であることを打ち出しすぎている
募集要項に「未経験者はNG」と書いていなければ、未経験者でも気兼ねなく応募して良いです。
しかし、企業としては当然経験者が欲しいわけで、「未経験者を好んで取るか」は微妙なところ。
自分が求人する側になって気づいたことですが、「未経験者」は想像以上に微妙に映ります。
必ずしも「未経験はNG」ではないのですが、「募集する側に不安を感じさせないアピール」が必要になってくると思います。
解決策としては、とにかく勉強して、その結果を見せられるようにしておくことですね
— 氷犬 (@icedog_410) June 28, 2019
たとえば、「個人でブログを運営しており、1年で100記事ほどを執筆しました。月間PVは30,000で、〇〇といったワードで検索上位を獲得しています」のようなイメージです。
この例は、「自分で手を動かした実績」をアピールしているため、「未経験でも、それなりにわかってそうかな」という印象を与えることができます。
③自分にとってのメリットを書いてしまっている
- スキルを身につけて個人で稼げるようになりたい
- 自分のブログに活かしたい
- 将来、起業したい
「自分にとってのメリット」を志望動機に書いてしまっているケースは意外に多いです。
個人でスキルを身につけて、それを他で活かす分には構わないのですが、志望動機に入れるのは違うかなと思います。
主語を「自分」にすると、このようなズレが生まれます。あくまでも主語は「相手」にしましょう。
④Webマーケティング(SEO)のスタンスに共感した
志望動機の中で、「良いものを届くべき人に届けるというマーケティングのスタンスに共感した」というものがありました。
これは「仕事に対する価値観」になりますが、個人的には好印象でした。論理と熱意でいうところの「熱意」にあたります。
仕事は社会貢献のために行うものなので、キレイごとのように見えても、それが本心なら書いておくのがおすすめです。
⑤分析やWeb集客の方法を深掘りしたい
「Webマーケティングの専門スキルを磨いていきたい」というのも、良いアピールになります。
なぜなら、「専門スキルを身につけて、仕事に活かしてくれる可能性が高いから」です。
「仕事への意欲が高いこと」はそれだけで好印象であるため、積極的にアピールするのがおすすめです。
当然のように見えるかもしれませんが、その「当然」が一番大事になります。基礎ですね。
会社に対し、「何を提供できるか」を提示することが大事
志望動機は「自分の思い」を「会社が求めているもの」に変換して書くものです。
主語は「会社」であり、「自分」ではありません。
短い文章であってもその人の性格が垣間見えるので、「自分目線で書いていないか」をよくチェックしましょう。
Webマーケティング会社への志望動機には、スキル・素質・価値観を含めることが大事
「Webマーケティング会社への志望動機」について解説しました。
Webマーケティングは「お客さんの立場で考えること」自体が仕事なので、志望動機でも「相手の立場で考えていること」をアピールできるのが理想かなと思います。
僕も転職活動時にそんなことを意識できていたかは微妙なところですが、志望動機は質が高いに越したことはありません。よく練って作り込むのがおすすめです。
なお、未経験からWebマーケティング会社に転職する手順については、以下の記事でまとめています。ぜひ参考にしてみてください。
>>Webマーケティング会社に未経験で転職する手順まとめ【体験談あり】
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