Webマーケティング会社でリモートワークはできるのか?職種によって向き不向きがある

こんにちは、氷犬(@icedog_410)です。
普段は都内のWebマーケティング会社で働いています。
Web系の会社に期待するものとして、よく挙げられるのが「リモートワーク」です。わざわざ通勤することなく、家や好きなところで働けるのはかなり大きなメリットですよね。
エンジニアやデザイナーのリモートワークは有名ですが、一方で「Webマーケターはリモートワークできる」と言われることはあまりありません。
そこで、この記事では現役でWebマーケティング会社で働く僕が、「Webマーケティング会社はリモートワークができるのか?」という疑問に答えます。
結論を書くと、「会社によるが基本的にできない」となりますが、その理由を詳しく解説していきます。
これからWebマーケティング業界で働いてみたい方の参考になれば幸いです。
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Webマーケティング会社ではリモートワークができるのか?
結論から書くと、会社によるのですが、効率が悪くなりがちなので基本的にできません。
なぜならクライアントワークが多く、対面での対応が求められることが多いからですね。
Webマーケティング会社はクライアントワークが中心
Webマーケティング会社は、大きく5つに分けられます。
- SEOやSNSマーケティングの支援(コンサル)
- 広告の代理運用
- ツール販売(SaaS)
- ASP
- メディア運営(アフィリエイト)
ネットの記事やTwitterでひとくちに「Webマーケティング会社」とまとめられがちですが、会社によって全然仕事が違うんですね。
世間一般でWebマーケティング会社というと、①のコンサルから③のツール販売までを指すことが多いです。④のASPも入れてもいいかもしれないですね。
そして、Webマーケティング会社は基本的にクライアントワークが多いです。
リモートワークをしようと思っても、クライアントが対応できないことも多く、そもそもリモートワークをするだけの土壌が整っていないんですね。
納品ベースの仕事が多いなら、リモートワークは可能
「Webマーケティング会社ではリモートワークはできない」と書きましたが、「作って納品すること」が主な仕事ならリモートワークはできます。
例えば、以下のような職種の方はリモートワークをしていることも多いですね。
- ライター
- エンジニア
- デザイナー
- ディレクター
ライターなら原稿が納品物(アウトプット)ですし、エンジニアならコードが納品物です。
つまり、クライアントと接することが少ない職種なら、リモートワークが可能といえます。
ただし、Webマーケティング会社はクライアントワークが多いことを考えると、リモートワークができる職種や人は少ないと言ってよいでしょう。
Webマーケティング会社の職種とリモートワークの向き不向き
リモートワークは職種によって明確に不向きがあります。
ここで、リモートワークをしやすい職種・しにくい職種を分けてみました。
リモートワークをしやすい職種
- ライター
- エンジニア
- デザイナー
- ディレクター
- 広告運用
共通しているのは、クライアントと交渉することが少ないという点。
別の見方をすると、決められたタスクをこなすことが仕事ともいえますね。
また、ライティングやプログラミングなど、特定の技術を磨く必要があることも特徴ですね。
リモートワークをしにくい職種
- 営業(セールス)
- コンサルタント
- マネージャー
クライアントと直にやり取りするような職種はリモートワークがしにくいです。
また、マネージャーなどの管理職は社内調整が主であり、書類仕事もあるので、リモートワークには向いていません。
基本はリモートワーク不可だと考えてよい
自分が働いてみての実感や、他社の取り組みを見てみると、実際にリモートワーク可としている会社はほとんどないのではと思います。
実際、顔を合わせて働いた方がコミュニケーションコストは低く、意思決定もスムーズになる印象です。
経営者から見ても、社員の福利厚生以外にリモートワーク可とするメリットは薄く、導入にはイマイチ踏み切りたくないのが本音でしょう。
人数が少ない会社なら何とかなるかもしれませんが、人数が多い会社だとなかなか難しいと感じます。
組織で働くなら、わざわざリモートワークをするメリットは少ない
基本的にWebマーケティング会社でリモートワークをすることは難しいです。
確かに通勤の時間がなかったり、電話を取ったりしなくて良いのは快適です。
しかし、コミュニケーションの量が相対的に減るので、仕事が自分の中だけで完結してしまうリスクがあります。
組織で働くメリットは、自分が知らない・考えないことを他のメンバーから吸収できることです。
自分より優秀なメンバーがいるなら、そのメンバーとコミュニケーションを取らない手はありません。
一人で黙々と働きたいなら別ですが、せっかく組織で働くならコミュニケーションから得られる学びをできるだけ享受した方が良いと思います。
ただ、今後はリモートワークが増えていくのも事実
一方で、ウイルス感染やイベントによる交通麻痺などで、「出社すると不都合がある」という状況は増えていきます。
そうなると、リモートワークは良い悪いではなく、対策の一つとして実施する必要が出てきます。
そのため、今後はリモートワークでもコミュニケーションや仕事の質を落とさないことが求められるでしょう。
リモートワークができるWebマーケティング会社は思った以上に少ない【まとめ】
最後に結論を繰り返すと、「基本的にWebマーケティング会社でリモートワークはできない」となります。
理由としては、以下のとおり。
- クライアントワークがメインなので、リモートだけで対応しきれない
- タスクが明確に決まっていない場合、リモートは不向き
リモートワークが良いのか悪いのかは議論すべきトピックですが、普通の会社がオフィスを構えていることを考えると、答えは既に出ているような気もします。
僕個人の意見としては、リモートワークせずに出社した方が自分の経験やスキルアップにつながると思いますね。
ただ、毎日通勤するのも辛いので、個人的には週3出社・週2リモートくらいの割合が丁度良いです。
そんなわけで、「Webマーケティング会社に入ってリモートワークしたい」と考えている方がいれば、できない前提で考えることをおすすめします。
今後状況は変わっていくかもしれませんが、今のところはなかなか難しいという認識です。