【個人向け】Webマーケティングとは?必要最低限の基礎知識と学び方の簡単なまとめ

【個人向け】Webマーケティングとは?必要最低限の基礎知識と学び方の簡単なまとめ

こんにちは、氷犬です。

普段は都内のWebマーケティング会社でコンサルタントとして働いています。

誰もが当たり前にWeb(インターネット)を使うようになった現在、Webを通じたビジネスの手法が改めて注目されています。

特に「個人の時代」などといわれている中で、Webマーケティングのスキルや考え方を身につけることはほぼ必須といえるでしょう。

そこで、この記事では「Webマーケティングとは何か」「Webマーケティングのスキルは何に役立つか」といった情報を中心にわかりやすく解説します。

この記事の内容

  • Webマーケティングとは?
  • Webマーケティングの特徴やメリット
  • Webマーケティングの手法や技術【SEOや運用型広告など】
  • Webマーケティングを学ぶには何から始めるべきか?

Webマーケティングとは?

Webマーケティングとは?

Webマーケティングとは、Web(インターネット)を通じて集客し、売上を立てる手法のことです。かなり雑に言うと、Webを使って稼ぐ手法のことです。

ビジネスの基本は、「モノを作って、売る」こと。

この2つのうち、Webマーケティングは「売る」ためのスキルです。

人に商品を買ってもらうためには、以下のような過程が必要になります。

  • 商品を知ってもらう
  • 商品について、興味関心を持ってもらう
  • 商品を買ってもらう
  • (商品の情報を拡散してもらう)

この過程をWeb上で行うのがWebマーケティングです。

Webマーケティングとは、稼ぐためのスキル

言い方があまり良くないかもしれませんが、「Webマーケティング=稼ぐためのスキル」です。

個人であっても企業であっても、人を集めて、モノやサービスといった商品を売ることで売上を立てています。たとえば、AppleであればiPhoneというモノや、Apple Musicというサービスを売っていますよね。

商品が売れないと企業は潰れてしまうし、個人だと生活ができなくなってしまいます。

もし、「稼ぐことは悪だ」と考えているのであれば、その考えは一旦捨てた上で読み進めていただければと思います。

Webマーケティングの特徴やメリット

Webマーケティングには、良い特徴やメリットがいろいろがあります。

  1. 個人でも身につけやすいスキルである
  2. Web上で完結させられる
  3. 市場が大きい
  4. 効果測定がしやすい

①個人でも身につけやすいスキルである

Webマーケティングは、「勉強する」というよりは「実際にやってみる」ことで身につくスキルです。

法律のように難しい言葉をいくつも覚える必要はないですし、数学のように難しい式を使う必要もありません。なので、個人でも身につけやすいスキルであるといえます。

また、Webマーケティングの歴史は、せいぜい20年から30年くらいであり、わりと新しい技術です。新しいとはいっても、今後時代が進むにつれ、Webマーケティングの重要性は間違いなく上がっていきます。

身の回りの人が「Webマーケティング?何それ?」という状態のうちに、始めておくのが良いでしょう。

②Web上で完結させられる

WebマーケティングはWebというだけあって、Web上で「人を集めて売る」が完結します。

リアルで人を集めたり、話して商品を売り込んだり、といった営業の手間が省けるのです。言い換えると、「自分の時間を効率よく活用できるスキル」ということです。

もちろん、Webマーケティングとリアル営業を組み合わせることもできます。

Webの力を借りているため、自由度が高いのがWebマーケティングの魅力です。

③市場が大きい

Web(インターネット)はとにかく市場が大きいので、より多くの人に効率良く情報を届けることができます。

たとえば、実際に10人と会って話を聞いてもらうのは大変です。移動したり、同じ話を10回したり、という手間がかかります。

しかし、Webで10人に同じ情報を届けることは意外と簡単です。TwitterやInstagramで拡散すれば、10人くらいは余裕で見てくれるでしょう。

「多くの人に届けられる=多くの人に商品を買ってもらう機会がある」ということです。かなり雑に言うと、「Webは稼ぎやすい」のです。

Webという市場の大きさを活用しない手はありません。

④効果測定がしやすい

細かい話になりますが、Webマーケティングの結果は数字で出てきます。

たとえば、「街中の広告が何人に見られたか」を正確に測ることは不可能ですが、「Web広告が何人に見られたか」を測ることは可能です。

人の動きをデータとして見られるので、「何が良くて何がダメだったか」を振り返りやすいのが特徴です。

Webマーケティングの手法や技術【SEOや運用型広告など】

Webマーケティングの手法や技術【SEOや運用型広告など】

Webマーケティングには、いくつかの手法があります。

  1. SEO(検索エンジン最適化)
  2. 運用型広告
  3. SNSマーケティング

他にもいろいろありますが、メインはこの3つなので、シンプルにまとめたいと思います。

SEO(検索エンジン最適化)

Search Engine Optimizationの略で、日本語では「検索エンジン最適化」といいます。

ざっくり言うと、Googleの検索結果でWebサイトの記事を上位表示させるための技術や施策のことです。

画像で説明すると、以下の部分がSEOを使ってどうにかできる部分になります。

検索結果とSEO

「検索する人=何かを知りたい人・買いたい人」なので、その人に向けた情報を提供したり、商品を紹介したりすると興味を持ってくれる可能性が高く、効率のよいWebマーケティングの手法といえます。

また、Googleの検索結果はお金では動きません。純粋にどれだけ時間と手間暇をかけたかが上位表示のカギになります。そのため、個人のブログやアフィリエイトサイトで試しやすいのが特徴です。

運用型広告

GoogleやYahoo!、Facebookなど、各種媒体に広告費を払うことで配信できる広告のことです。いわゆる「お金を払って掲載する広告」です。

リスティング広告やディスプレイ広告、SNS広告が含まれます。

たとえば、リスティング広告は、検索結果の上の方に出る広告のことですね。

リスティング広告の位置

「どんな人に対して配信するのか」「どんな場所にいる人に向けて配信するのか」など、設定を変更・改善していくことでで、集客の効率を高めることができます。

それなりにお金がかかるので、個人では気軽に試しにくく、独学するのは難しいです。

SNSマーケティング

Twitter・ Facebook・Instagram・TikTokなどのSNSを活用してマーケティングを行うのがSNSマーケティングです。

SNSは無料で扱える分、多くの人が利用しており、うまくいけば広い層にアプローチすることができます。

ただし、ほとんどの場合、人は何かを買いたくてSNSを使っているわけではないので、フォロワー数や投稿が見られた数がそのまま商品の購入に直結するわけではありません。

SNSだけで売上を立てるというよりは、SEOなどの他の手段を活用しつつ、SNSを絡めて認知を広げる(プロモーションする)使い方がメインになります。

まずはSEOから始めるのがおすすめ

SEO(検索エンジン最適化)・運用型広告・SNSと、代表的な手法を3つ紹介しましたが、どれかひとつを選ぶなら、まずはSEOから始めるのがおすすめです。

理由は、以下の3つです。

  1. やるだけならお金はかからない
  2. ノウハウが広く出回っており、再現性が高い
  3. 売上(収入)につながる可能性が高い

運用型広告はそれなりにお金がかかりますし、SNSは売上につながりにくいという欠点があります。

もちろん、仕事としてやるのであれば別にどれでもいいのですが、Webマーケティングを学ぶなら、まずはSEOがおすすめです。

Webマーケティングを学ぶには何から始めるべきか?

Webマーケティングを学ぶには何から始めるべきか?

Webマーケティングの始め方はシンプルです。

  • 本やインターネットの記事を読む
  • 実際に手を動かして作業する

流れとしては、

  1. 基本的な知識を取り入れる:本やインターネットの記事など
  2. 実際に手を動かす:サイトを作ってみる・広告を出してみる・SNSを運用してみる

といったイメージです。

Webマーケティングは実践学なので、いくら理論を覚えても、実践しないと身になりません。

なんとなくの全体像と、最低限の知識だけ入れたら、実際に手を動かして試行錯誤してみるのがおすすめです。「習うより慣れよ」ですね。

①基本的な知識を取り入れる

Webマーケティングを学ぶにあたっては、まずは以下の2つの記事を読むのが良いと思います。

「Webマーケティング」という言葉は幅が広すぎてなかなか体系化されている記事がないのですが、上の記事はとてもよくまとまっています。

あと、おすすめの本は以下の記事でまとめていますので、見てみてください。

>>【入門】Webマーケティング(SEO)の基礎を学ぶのにおすすめの本【6冊】

1冊1,000円から2,000円ほどしますが、ビジネス書は高いものなので、こればかりは仕方ないですね…

②実際に手を動かす

記事や本でざっと概要を確認したら、あとは実際に手を動かして学びましょう。

Webマーケティングを学ぶ上でおすすめなのは間違いなくブログです。

集客の手法で言うと、SEO(検索エンジン最適化)がメインになります。

ブログを通じてWebマーケティングを学ぶ方法については、以下の記事にまとめていますので、ぜひ見てみてください。

>>【実践】Webマーケティングのベストな独学方法【ブログがおすすめ】

Webマーケティングを学び始めると、物事の見方が変わる【まとめ】

Webマーケティングを学ぶと、技術が身につくのはもちろんのこと、論理的な考え方が身につきます。

また、「他の人が何を考えて行動しているか」ということを考え続けることになるので、人に優しくなれたり気を使えるようになったりします。

僕自身、Webマーケティングを学ぶ前は正直言って心の狭い人間でした。仕事のストレスもあったのですが、人の行動にすぐイラついてました。

しかし、ブログを始めてWebマーケティングを学んでからは、落ち着いた生活ができていると思います。また、ブログを通じて友人も増え、良い会社に転職することもできました。

「Webマーケティングを学ぶと、急に稼げて豊かになる」というわけではありませんが、人生をプラスの方向に進めるにはとても良い手段だと思っています。

少なくとも学んで損はしない技術なので、個人の時代と言われている今、自分の価値を高めるためにぜひ学んでみてください。

>>【実践】Webマーケティングのベストな独学方法【ブログがおすすめ】

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2018年12月9日
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