【税務職員奮闘記:番外編】倍率40倍の試験なんて余裕で受かる

※このシリーズは税務署で5年間働いた僕が、税務職員として採用され、退職に至るまでのノンフィクション体験記です。

 

こんばんは、(元)税務職員の氷犬です。

 

今回は税務職員奮闘記の番外編ということで、「税務職員の採用試験」について書いてみようかなと思います。

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税務署の採用試験は4か月で合格できます

【税務職員奮闘記①】高卒の僕が税務職員になった理由でも書いていますが、僕は税務署に入ることを決めてから4か月で試験を受け、無事に合格しました。

普通の大学受験・就職試験では「4か月で受かります!」なんてことはなかなかないと思うのですが、そこは高卒。

 

そもそも高卒で就職しようと考える人はそんなにいないので、競争率は低めです。

また、大学に行くのが当たり前とされている現在、あえて高卒で就職する理由は「お金がない」か「大学に行く習慣のない地域に住んでいる」くらいだと思います。

 

つまり、高卒で受ける税務職員の採用試験のレベルは高くないということになります。

まあ、倍率自体は40倍と低くはないのですが、ある程度勉強すれば受かるレベルですね。

 

今回の記事は、税務職員奮闘記の1コラムとして楽しんでいただければ幸いです。

 

税務職員(高卒程度)採用試験の内容はこんな感じ

毎年4~6月にかけて、税務職員採用試験の受験者募集の案内が出ます。

↓こちらは平成30年の採用試験のページなのですが、冗談みたいなデザインなのでぜひ見てみてください笑

 

試験の内容は筆記試験と面接試験の2部構成です。

1:筆記試験

筆記試験は、「基礎能力試験」「適性検査」「作文」の3つを1日で行います。

①基礎能力試験

ざっくり言うと、普通の筆記テストを思い浮かべてもらえれば大丈夫です。

学校で習うような知識問題が20点、判断推理とか数的推理と呼ばれるパズルのような知能問題が20点の計40点の試験です。

 

・知識問題は、普通に授業でやる範囲の教科が全部出ます。

  1. 国語(現代文・古文)
  2. 数学
  3. 理科(化学・生物・物理)
  4. 社会(地理・日本史・世界史)
  5. 英語
  6. 倫理

範囲だけはめちゃくちゃ広いですが、問題自体はそこまで難しいものではなかったですね。

多分、高2程度の知識があれば全部解けます笑

 

・知能問題は、学校では習わないような問題が出ます。

  1. 判断推理
  2. 数的推理
  3. 資料解釈

たとえば、

「5人でレースを行いました。5人の発言をもとに、正しい順位表を答えなさい」とか、

「次の資料からわかる正しい内容はどれか」のような感じです。

市販のパズル本に載っているようなものが出題されますね。

単純な暗記だけで解けないように工夫されている(?)ようです。

 

②適性検査

適性検査はすごく説明しづらいのですが、簡単な問題120個を10分で解く試験です。

「早く・正確に」解けるかどうかが試されるものですね。

試験概要ページに問題文の例が載っていましたので気になる方はどうぞ⇒【問題文の例

 

③作文試験

作文は「与えられたテーマに沿って400文字程度の作文を書きなさい」というもの。

たとえば、「社会の一員として働く」とかそういうテーマですね。

すごく怪しい香りがしますがそういうものなんです笑

 

2:面接試験

お偉いさん2名+書記1人と面接です。

大したことは聞かれなかったような記憶がありますが、書記の人が「在学中にバイトはしてましたか?」と聞いてきた時に「勝った!」と思いました。

なぜなら、面接の場で「アルバイト」ではなく「バイト」と言ってくる面接官に、受験者の適性が見抜けるわけもないと思ったからです笑

 

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5月から勉強を始めて9月に筆記試験

面接試験なんてあってないようなものなので、筆記試験だけ合格すればほぼ間違いなく受かります。

(面接で弾かれる人はそもそも勉強云々ではないと思います)

筆記試験は全部で40点なので、その7割の「28点を取れば受かる」と言われていました。

まあ、僕の時はめちゃくちゃ採用が減らされた時期だったので7割だったのですが、最近の試験では19点でも受かるそうです。

 

僕が勉強を始めたのは5月15日。

なぜ、15日なのかというと、バイトの給料日が15日で、その日に参考書を買いに行ったからです笑

試験は9月なので約4か月でしたが、コツコツ勉強したら受かりました。

基本は自学自習+専門学校の夏期講習

もともと大学に行くために勉強していたこともあって、それと比べれば公務員の試験は簡単な印象を受けました。

とはいえ、勉強せずに受かるほどではないと思ったので、とりあえず1日3時間ずつ学習。

大学受験のようにすべての教科を学習しなくてもいいので、その分勉強時間は少なめでした。

 

自学が中心とはいっても、周りで受けようとしている人が誰一人としていなかったので、情報を仕入れるために専門学校の夏期講習に参加しました。

費用は2万円くらいで、親が出してくれるわけもなく、自腹で払いました。

専門学校は「東京アカデミー」。

資格の大原」と悩んだのですが、無料講習を受けてみたところ微妙だったので、消去法で東京アカデミーに。

 

専門学校の夏期講習はというと、正直「7,8月にこのレベルだと間に合わなくね?」という印象でした笑

なんとなく翌年以降を見据えて講義をしている感じがあり、受講生のレベルも高くないように思えました。

もちろん、ちょっとしたコツなどを教えてくれたので無駄ではありませんでしたが…

なお、受かってから知ったのですが、その講習に後の同期が1人いたそうです。

 

専門学校に通ってる時点でライバルではない

「倍率は40倍」と言いましたが、この中には記念受験的な人も含まれています。

そして、専門学校の夏期講習のレベルは低い。

 

つまり、ライバルはほとんどいないということです。

専門学校に1,2年通って合格する人もいるのですが、「一発で受からなきゃヤバい」という人には勝てないですよね。

 

なんとなく行く大学に意味が無いように、なんとなくで専門学校に通っても結果は出ません。

よほど専門性が高い試験なら別ですが、一般の公務員試験のレベルで専門学校に通う必要はないといっていいでしょう。

 

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知識・専門性が身に着くのは仕事を始めた後

ここまで見てくれた方にはお分かりかもしれませんが、税務職員の採用試験とはいっても「税金」のことはまったく出てきません。

むしろ、簿記の勉強を始めるまで「確定申告」という言葉すら知らなかったくらいです。

 

実際に税金に関する教育が始まるのは組織に入ってからなので、組織外の一般の人が税金のことに詳しくなくても仕方がないことだと思います。

ただ、職員も難しい試験を通ってきたわけではないので、「税金の知識はそんなに難しくない」ということは主張したいです笑

 

何事もまずは基礎から、ということでぜひ4つの単語だけ覚えていただければと思いますm(_ _)m

 

今回は番外編ということですごくライトな記事でしたが、本編ではできるだけ密度濃く語っていきますのでぜひご覧ください。

次回:【税務職員奮闘記①】高卒の僕が税務職員になった理由

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