Web業界への転職成功率を上げるためには、「ブログとSNSの活用」がおすすめ

こんにちは、氷犬(@icedog_410)です。

普段は都内のWebマーケティング会社で、セールス/コンサルタントとして働いています。

もともとは公務員だったのですが、ブログやSNSの運用経験を活かして、未経験からWeb業界に転職することができました。

ひとくちにWeb業界といっても、エンジニア・デザイナー・Webマーケターと職種はいろいろあるのですが、何にせよ未経験・中途で転職するのは少しハードルが高いです。

Web系の会社では、未経験なりの知識やスキルも求められる一方で、「性格や雰囲気が会社に馴染むか」という点がとても重視されます。カルチャーフィットといいます。

履歴書や職務経歴書だけでは、スキルや性格が十分にわからないため、ポテンシャルがあっても書類選考で落とされることも。

しかし、ブログやSNS(Twitter)を活用することで、書類選考や面接に通る確率を上げることが可能です。

この記事では、「ブログやSNSを活用してWeb業界に転職する方法」というテーマで、Web業界への転職術をまとめました。

「未経験からWeb業界に転職したい」という方の参考になれば幸いです。

僕はWebマーケターとして転職しましたが、エンジニアやデザイナーを目指す方にも通用する内容だと思います。

ブログやSNSを活用して、Web業界に転職する

Web業界ではスキルも重要ですが、その会社の文化に合うかというカルチャーフィットも重要視されます。

社内整備が十分でない中で、会社の文化や考え方に馴染まない人がいると、かえって全体のパフォーマンスを下げることになってしまうからです。

そのため、転職者の「人となり」をかなり見る傾向にあります。

一方で、Web業界は比較的新しい業界であり、選考の進め方も他の企業と比べて柔軟です。

そのため、ブログやSNSを活用することで、履歴書や職務経歴書以外で自分の性格や考え方を知ってもらい、選考に繋げる方法がとても有効です。

実際に職務経歴書にブログのURLやTwitterのIDを書いておくと、ほぼ確実に見てもらえます。

特に未経験から転職する場合、自分の人柄や性格によって採用確率がかなり変わってくるため、積極的にブログやSNSを活用することをおすすめします。

転職する際にブログやSNSを活用するメリット

ブログやSNSを活用する一番のメリットは、履歴書や職務経歴書よりダイレクトに自分の性格や考え方を知ってもらえることです。

自分とその企業の相性が良ければ書類選考にも通りやすくなりますし、面接もある程度情報を共有できた段階で始められます。

もし、相性が悪ければ書類選考で見送られるため、「とりあえず面接に行ったけど、なんか違ったな…」という事態も避けられます。

言い換えると、選考段階で互いのマッチ度を確かめられるのです。

ブログを通じて知識やスキルを証明することができる

転職する際には、カルチャーフィットも重要ですが、スキルや知識もそれなりに重要です。

通常の転職だと、スキルや知識の有無をアピールするチャンスが履歴書・職務経歴書・口頭(面接)以外にないわけですが、ブログにわかりやすくまとめておけば証明可能です。

例えば、以下の2人がいた時に、どちらの方が知見があると判断しやすいでしょうか。

  • A:職務経歴書に「スキル:SEO・Webマーケティング・ライティング」と書いてある
  • B:ブログにSEOやWebマーケティングに関する情報が書かれており、なおかつ一定のアクセス数がある

実際にフタを開けてみないと何とも言えないのはありますが、なんとなく「AよりBの方がいいな」となりますよね。

僕もSEOやWebマーケティングのことをブログに書いていたことから、「なんとなくSEOをわかってそうな印象を受けた」という評価を受けました。書かないよりは書いていた方が確実に良いです。

ブログを転職に活用するなら、何を書くべきか?

転職を見据えてブログを書いていくなら、以下のような記事を書くのがおすすめです。

  1. 業界の情報や、必要なスキルについて、自分なりに調べたこと
  2. 自分の目標や、目標達成に向けて行動していること

①業界の情報や必要なスキルについて、自分なりに調べたこと

例えば、Webマーケティングの会社に転職したいのであれば、「Webマーケティングとは」「SEOのノウハウ」といった記事を書いておくといいですね。

ポイントとしては、調べたり勉強したりことを自分の言葉でまとめ直すことです。

不思議なもので、業界内の人がその記事を見ると、書いた人が本当に理解しているのか、雰囲気で書いているのかがわかります。

もし、何かの焼き増しのような記事であれば、焼き増しだとすぐ気づくんですよね。

なので、「自分の言葉で人にわかりやすく説明するならどうするか」という視点をもって書くことをおすすめします。

②自分の目標や、目標達成に向けて行動していること

自分が目標としていることと、その達成への道すじを書くのもとてもおすすめです。

目標を立てて、それに向けて行動するのって結構大変だと思います。さらにそれを記録に残すとなると、また手間がかかる。

ただ、課題が与えられていない中で自分で課題を設定して、それをこなしていくことは仕事において大事なスキルなんですよね。

また、「目先のことだけでなくて、将来的なことも考えている」とアピールする材料にもなります。

あとは、記録に残すと何となくサボりにくくなるので、自分のためにもブログで記録していくのはおすすめです。

ブログに書くべきでないこと

「書くと良いこと」がある一方で、「書くべきでないこと」もあります。

  • お金稼ぎ
  • フリーランスへの独立
  • サラリーマンの批判

Twitterではよく見る内容ですが、やはり企業ウケは良くないです。というか、悪いです。

入社した後、会社の人に「早くフリーランスになりたいんですよ」「サラリーマンとかダルくないですか?」とか言わないですよね。

当たり前ですが、リアルで人に言えないことはブログに書くべきでないですし、未経験から入社するのであれば、そういう利益相反的なことは考えるべきではありません

「このブログを志望先の人が見たらどう思うか?」という視点で、記事を書いていきましょう。

ブログだけでなく、SNSも活用すると良い

転職に活用するのはブログだけも十分ですが、できればSNSもうまく活用できると良いですね。

SNSの良いところは、推敲されていないリアルな呟きが見られる点。

先に少し触れましたが、企業はその人が「どのような性格なのか?」をよく見ています。

ブログで考え方をしっかりまとめる一方で、日々の思考や行動をTwitterに残しておくと、より転職がスムーズに進められます。

SNSには性格がよく表れる

SNSは良くも悪くも性格が出るので、人事担当者が自社との相性を測るために活用するケースが多いです。

「ブログには良いことが書いてあるが、Twitterでは他社への批判が目立つ」などのギャップがあると、悪い方向に印象が引っ張られてしまうので注意したいですね。

実際、僕も採用窓口の仕事をすることもあるのですが、Twitterを見て面談する・しないを決めることがよくあります。

例えば、以下のような方はお断りすることが多いです。

  • 副業で月〇万円稼ぐと宣言している
  • 引用リツイートで頻繁に私見を述べている
  • 変な絵文字を使う
  • 変な人をフォローして同調している
率直に言ってしまうと、「めんどくさそうだな…」と判断したら流してしまいます…

人に見せないなら何を書こうが自由ですが、転職に活用するのであれば、「自分のアカウントはどう見られるか」は常に意識しておきましょう。

役に立つ情報を発信してフォロワー数を増やすのがおすすめ

別にフォロワーは数ではないのですが、やはり数字は強いです。

実際に僕もフォロワー数が4,000人くらいの時に転職活動をしましたが、「すごい」と言われることが多かったですね。

「数が多い=すごい」ではないものの、フォロワー数が100と10,000だと単純に数字が多い方が「役に立つアカウント」だと思われている可能性が高いからです。

SNSは採用やマーケティングにも活用できるので、Twitter・Instagram問わず、まずは「フォロワー数を増やすこと」を目的にしてみましょう。

まとめ

ブログやSNSを活用してWeb業界に転職する方法を解説してきました。

最後にポイントを3つまとめます。

  • 企業の人に見られることを意識して、ブログやSNSを運用する
  • ブログはWeb業界で働く上で必要な知識や考え方をまとめる
  • SNSは「人の役に立つこと」を意識して、フォロワー数を増やしてみる

ブログやSNSの運用というと、「お金を稼ぐこと」がチラつくかもしれませんが、転職に活用するなら、そういう考えは捨てましょう。

未経験の状態なら、中長期で役立つものを手に入れるのがまず先です。

Web業界はやりがいがあって楽しいですよ。ぜひ誠実さを忘れずに、ブログやSNSを転職に活用してみてください。