Webマーケティング会社で働く前にしておいてよかったこと・しておきたかったこと
こんにちは、氷犬(@icedog_410)です。
普段は都内のWebマーケティング会社で、セールス/コンサルタントとして働いています。
Webマーケティングを仕事にし始めてから1年ほど経ちまして、業界の雰囲気にもなんとなく慣れてきました。
1年働いてみると、「これはしておいてよかったな」「あれをしておけばよかったな」ということがいろいろあります。具体的には、SEOの勉強やプログラミングなど。
そんなしておいてよかったこと・しておけばよかったことについて、これからWebマーケティング会社で働いてみたい方の参考になればと思い、記事にまとめることにしました。
実際に働いてみて、経験して感じたことなので、きっと役に立つと思います。参考にしていただければ幸いです。
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Webマーケティング会社で働く前にしておいてよかったこと3つ
- ブログ・SEOの勉強
- プログラミング(HTML・CSS・WordPress)
転職する1年くらい前からコツコツ始めていたことは全部役に立ちました。
ひとつずつ解説していきます。
ブログ・SEOの勉強
一番大きいのは、やはりブログを書いていたことですね。
スキルアップの意味でも役立ちましたし、書いた記事がブログに残るので、そのままポートフォリオとして見せるのに役立ちました。
ひとくちにブログといっても奥が深くて、
- SEO
- ライティング
- コピーライティング
- アフィリエイト
- デザイン・画像編集
- WordPress
- Googleアナリティクス
- Googleサーチコンソール
といったスキルが広く浅く見につくので、やっておいて損はなかったです。もちろん、実戦レベルには至っていないものも多々あるので、やらないよりは…という感じですね。
SEO(検索エンジン最適化)
今働いている会社は、SEOコンサルティングの会社です。
SEOのスキルがそのまま売り物になるので、SEOの体系的な知識がないと、正直話にならなかったと思います。
よく「Webマーケティング会社は未経験でも入れる」と発信していますが、あくまでも「ある程度の水準まで独学していれば」という話です。
また、ブログ・アフィリエイトでいうSEOと、一般的なSEOは少し認識が違ったりするので、ブログ・アフィリエイトで成果を出しているからといって、企業サイトのSEOができるわけではないかなと思います。
ただ、結局必要な知識は環境の力で身につくので、体系的に学ぶというよりは、自分の好きなことから学ぶのがいいと思います。
Twitterもブログ同様やっていてよかったです。
2018年4月頃から半年ほどTwitterに力を入れていたのですが、結果として4,000人を超える方にフォローしていただきました。
正直、インフルエンサーに引っ張り上げてもらった感もあり、実力と数字が全然伴っていないのですが、転職する際の錯覚資産として役に立ちました。
また、会社での求人に役立つなど、実益があるのでTwitterはしていてよかったなと思います。
ただ、半年くらいでTwitterに疲れてしまい、有益な発信をほぼしていないこともあり、1年くらいフォロワー数は伸びていません。自分がレベルアップしたと感じたら、また運用していこうと思っています。
プログラミング(HTML・CSS・WordPress)
プログラミングも勉強していてよかったです。正直、実務で一番役に立っているスキルかもしれません。
WordPressのカスタマイズができるので、自社のサイトやオウンドメディアのデザインをいじったりしています。
あと、意外にSEOはHTMLを読める必要があります。
例えば、URLの正規化でcanonicalを設置する・noindex,nofollowを確認するなど、HTML見れないと仕事にならない感じもありますね(興味があれば調べてもらえれば)。
プログラミングの素養があればできることも増えるので、今後はプログラミングをより深く学んでいく予定です。
Webマーケティング会社で働く前にしておきたかったこと4つ
公務員を辞めて1年経たずに2回転職することになり、正直準備する時間があまりありませんでした。
ブログ・Twitter・プログラミングの3軸を中心に取り組んでいましたが、これらは必要最低限で、もう少しやるべきことがあると感じました。
必須ではないですが、「これはやっておきたかった」ということは以下です。
- 自己分析
- Webマーケティングの体系的な理解
- 図解(モデル化)
- デザインの勉強
自己分析
会社で働く上では、「自分が何をしたいのか」「何をすべきか」を理解しておくべきでした。
- 自分が何をしたいのか:どのような自分になりたいのか
- 自分は何をすべきか:会社で課されたミッションをどう達成するか
いわゆる目的意識ですね。意識しているか意識していないかで働き方が変わってきますし、働き方が変わると自ずと成果にも違いが出てきます。
Webマーケティングに限らず、これから新しい業界への転職を考えている方は、「自分がどうしたいのか」「自分は何をすべきなのか」を意識しながら転職活動をするのがおすすめです。
転職が一般的になってきたとはいえ、転職自体はそれなりに労力がいるので、目的意識がないまま転職してしまうと、他でもない自分が後悔することになります。よく自己分析しておきましょう。
Webマーケティングの体系的な理解
ブログをしているとあるあるなのですが、Webマーケティング=SEOみたいな偏った理解をしがちだと思います。少なくとも僕はそうでした。
しかし、実際は以下のように多くの要素を含んでいます。
- SEO
- 運用型広告
- SNSマーケティング
- メルマガ
- LINE@
- DRM
- アフィリエイト
- コンテンツマーケティング
- アクセス解析
例えば、SEOコンサルをするにしても、クライアントのWebマーケティングの取り組みや事業理解が必要になってくるので、なんとなく網羅的な知識を持っておかないといけません。
この「なんとなく」というのが絶妙なポイントで、深堀りする必要はないけど、浅すぎても足りないといった感じ。
もし、Webマーケティング会社に入るのであれば、Webマーケティング全般の本とか、BtoBマーケティングの本も読んでおくことをおすすめします。
図解(モデル化)
会社で働く上では、自分の意図を相手に伝えることが必要です。
例えば、社内で自分のアイディアを提案してみたり、クライアントに施策の提案をしたりなど。
ただ、提案した意図はそのポイントだけ解説しても伝わらなくて、結局全体像から説明しないといけないといったことが多々あります。
例えば、Webマーケティングコンサルはパワポ職人の要素がかなりあると思うので、わかりにくいことは図解するという気持ちは持っておいた方がいいですね。
デザインの勉強
個人的にデザインの基本も少し勉強しておけばなーと思っています。
というのも、資料とかサイトの「見せ感」って結構大事になるんですよね。
本格的なデザインは外注を検討しても良いですが、自分でささっといい感じに作れるスキルは欲しいなと思っています。
ただ、デザインのスキルがある必要はないので、あくまでもそれなりにという程度。なので、「個人的に勉強しておけば」という感じです。
Webマーケティング会社で働きたいならしておいた方が良いこと【まとめ】
話の幅が広がってしまったので、最後にポイントをまとめておきます。
- ブログ/Twitterでの発信
- プログラミングの基本(HTML/CSS)
- 自己分析(何をしたいか・何をすべきか)
能力的な部分では、したい仕事の知識・スキルを独学しつつ、関連しそうなスキル(プログラミングなど)を少し学んでおくといいです。
また、会社に入って何をしたいのか、何をすべきかを把握しておくと、入社した直後から目的をもって働けるのでおすすめです。
Webマーケティング業界はいい意味で若い業界なので、未経験だからといって弾かれることも少ないですし、これからしっかり働いていきたい人にはおすすめの業界だと思います。
ブログとの親和性も高いですし、ぜひ積極的に挑戦してみてください。
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