Webマーケティング会社に転職してからの1年を振り返った【役割が変化】
こんにちは、氷犬(@icedog_410)です。
Webマーケティング会社に転職して1年が経ちまして、仕事や役割が少しずつ変わってきたので、振り返りの記事を書きました。
普段、Webマーケティング会社はSEOコンサルやメディア会社も含めて一言にまとめられがちですが、会社や人によって仕事は変わってきます。
僕は現在SEOコンサル会社に勤めているのですが、その中でも仕事の幅が広い方だと思います。量や質はともかく。
そこで、この1年「Webマーケティング会社で何をしてきたか?」を振り返ってみることにしました。
今後、Webマーケティング会社で働いてみたい方のひとつの参考としていただければと思います。
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Webマーケティング会社に入社した直後と現在の比較
- 入社直後:SEOコンサルタント・自社マーケティング担当
- 現在:セールス・自社マーケティング担当・SEOコンサルタント
今の会社はSEOコンサル会社です。2019年の3月に入社しました。
もともとの役割はSEOコンサルタント兼自社マーケティング担当でした。
既存のクライアントのコンサルティングは継続していますが、新規のクライアントは持っていません。
「なぜ、コンサルを離れ、セールス・自社マーケティングに移ったのか」という事情も含め、入社してからの1年を時系列で振り返ってみたいと思います。
Webマーケティング会社に転職してからの1年を時系列で振り返る
2019年3月に入社してから1年、楽しいこともありましたが、大変なこともいろいろありました。
月別に振り返っていきます。
2019年3月
公務員→Web制作会社と転職した後に再度転職。高卒なので、ある意味第二新卒のような形で入社した形です。
もともとブログやTwitterを通じて発信したり、SEOを勉強したりしていたので、SEOコンサルタント兼自社マーケティング担当という役割を持っていました。
3月は案件のキーワード選定を振ってもらう、オウンドメディアの調整をするなど、会社に慣れるための仕事が多かった印象です。
この頃、AhrefsやBotifyなど、SEOのツールに初めて触れました。
2019年4月
4月はコンサルとして初めての案件を担当することに。
僕のバックグラウンドと相性が良い案件だったので、初めての案件にしては慣れた状態で臨めましたね。
また、新規の与件の提案資料を作ったのも4月。
クライアントのニーズと違う内容で提案してしまい、(違うんだけどな…)という表情をされたのを今でも覚えています…
ちなみにこの段階では、SEOの知識は独学レベルで、正直詳しくありませんでした。
2019年5月
初案件のコンサルティングと、コンテンツ制作に費やした月。
自分のサイトを改善していくのはスムーズに進むのですが、2,3社共同で進めると、思ったとおりに進まないなと実感しました。
「仕事の質」は人それぞれで異なるので、事前に定義しておく必要がありますね。
また、2回目の与件提案を行い、無事受注。
事前のヒアリングで空気感を作ってくれていたのもあり、その場で受注が決定しました。営業にはロジックも大事ですが、自信というか雰囲気も大事だなと思いました。
2019年6月
コンサルティング案件を進めながら、新規の提案もいくつか。
2つ目に担当した案件がかなりの大規模サイトで、当時の自分には荷が重かったのを後になって気づきました。
知識がないと、わからないことがわからないので、後々になって大変になるんですよね。実際、一人では持て余す状態になり、後に他のメンバーに協力してもらうことに。
自社マーケティングのタスクも増えてきて、「忙しいなー」と思い始めたのもこの頃。
2019年7月
既存案件を2つ着々と進めていく月。
ブログで例えると、新規ジャンルを2つ同時に進めていくようなもので、インプットとアウトプットの量と幅が増えるので、なかなか辛かった印象です。
さらに新規提案まであるので、新しいジャンルのインプットが必要になるなど、正直余裕がなかったですね…
ただ、ジャンルごとに十分深掘りできるかというとそうではないので、個人ブログで興味のあるジャンルを突き詰めることはした方が良いと思います。
※裏を返すと、理解が浅い状態で提案することもあったり…
副業のいいところは納期とかなく、自分の好きなように落ち着いて進められるところですね。
2019年8月
会社で人を採用したいという流れがあったため、Twitterを活用して採用活動を進めていた月でした。
結果として、でゅおさん(@duolog)に入社してもらえることになりまして、偶然にも友人と隣で働くことに。Twitterをしていると、不思議なことがあるなと思いますね。
一方で、公私共に余裕がなくて、副業ブログはほぼ書いてませんでした。
副業できていない自分がイヤになったりしましたが、そういう精神状態は何もプラスにならないので、良くないですね。副業は無理なくやりましょう。
2019年9月
ついにでゅおさんともう1名(リファラルではないです)が入社。
実は人の入れ替わりがそれなりにありまして、ここでやっと体制が固まってきた感じです。
この頃、「タスクの量はともかく、幅は広い」とよく言ってました。余裕はなかったですね…
一方、転職して半年経ったので、ブログにWebマーケティング転職系の記事をよく書いていました。ここで書いた記事がこのブログの収益源にもなっているので、書いてよかったなとは思います。
2019年10月
10月はフロントからの新規提案が2件あったので、営業周りのタスクが多い月でした。
コンサルの人数は足りてたので、「自分はコンサルより営業周りの働きが求められているな」と感じ、与件対応に思考のリソースを割き始めました。
この辺りから営業としての仕事が多くなってきましたね。
2019年11月
営業・コンサル・自社マーケティングのタスクが増えてきて、ついにパンクした月でした。
自分のスキルが足りてなく、結果として他のメンバーに頼って乗り越えた覚えがあります。
さらにプライベートでも採用面談に時間を割くなど、自ら忙しい方向に進んでいきましたね…
仕事の質と量は一部トレードオフなので、自分を過大評価せず、丁寧かつ確実に進めていく必要があると感じました。
ちなみに10月から12月までは、ずっとオーバータスク気味でした。
2019年12月
実はこれまで自社マーケティング担当といいつつ、営業・コンサル周りの仕事が多く、マーケティングにはほぼ注力できていませんでした。
ただ、このタイミングで「リードの獲得」が本格的な課題として上がりまして、BtoBマーケティングのことを考え出した覚えがあります。
実際、マーケティング担当を兼務するとわかるのですが、マーケティングは重要度が高い一方で緊急度が低くて、後回しになりがちなんですよね。
緊急度の低いタスクこそ重要なことが多いので、一番大事なことをまず最初にやるべきだと思っています。なかなか難しいですが…
2020年1月
新たな自社マーケティングの取り組み+サイト制作のディレクションと、新規のタスクが入ってきて、また違ったアウトプットが必要になった月でした。
ただ、2019年12月まで余裕がなかったのが、徐々に余裕が出てきて、気持ち的には随分と安定していましたね。
ボリュームのあるBtoBマーケティングのセミナーに参加して、「BtoBマーケティングとは?」の解像度が上がったのが収穫でした。
ブログ・アフィリエイトは主にBtoCの商材が多いですが、世の中にはBtoBの商材も多くあります。ターゲットが違うので、当然マーケティングの手法も変わってきます。
ブログ運営とWebマーケティング会社の仕事の違い【大きな違いはターゲット】という記事も書きましたので、参考にしていただければと思います。
2020年2月
コロナウイルスの影響で他社のリモートワークが始まったのがこの頃ですね。
コンサルやサイトリニューアルなど、既存案件をやりつつ、自社マーケティング系のタスクをいくつかと。
徐々にコンサルタントからフェードアウトするような形で仕事が進んでいまして、営業系の仕事がメインになってきましたね。
Webマーケティング会社は基本的に中小なので、一人当たりのタスクの幅が広くなりがち。
ただ、だからといって一つ一つの仕事の質を下げると、結果的に自分に跳ね返ってくるので、「できないことはできない」というのは大事だと思います。もしくは自分のスキルを高めるか。
2020年3月
コロナの影響でWeb会議が増えてきて、商談もWeb会議が増えてきた月でした。
リモートワークだとどうしても検討期間が長くなるので、BtoBのコンサルとしては少しやりにくかったですね。
また、広告予算の見直しも入るなど、Web業界=広告業界には辛い時期が始まりそうだと感じました。
まとめると、学びが多く余裕の少ない1年だった
時系列でなんとなく振り返ってきましたが、結果としてはバタバタしていて余裕の少ない1年だったと思います。
Webマーケティング会社というくらいなので、Webマーケティングの業務しかやらないと思いきや、会社に所属している以上、いろいろなタスクが舞い込んできます。
余裕はあまりなかったですが、公務員→Web制作会社(という名の営業会社)という微妙な経歴の自分からすると、「ようやくまともに働いている」という感じで、とても学びが多かったです。
今後の予定
今後も今の会社で引き続きSEOやBtoBマーケティングを学びながら、働いていきたいと考えています。
入社した当初は、「2年くらいで次に行こうかな」と思っていましたが、1年経った今は「あと2,3年くらいはいないと何も達成できない」と感じたんですよね。
まずは本業で成果を出して、その成果をもとに次に行こうと考えています。もしくは同じ会社でステップアップするという道のりもあると思いますし。
とりあえずこのブログでは、引き続きWebマーケティング会社の実情や、転職のすすめみたいな感じで書いていこうと思いますので、よろしくお願いします。
長々と書きましたが、まとめとしては「それなりに大変だった1年だけど、転職してよかった」という形です。
今はコロナウイルスや不景気間近で転職しにくい時期だと思いますが、マーケティングの注目度は今後さらに増していくので、業界の将来は明るいと信じています。
もし、今の仕事につまらなさや物足りなさを感じているのであれば、ぜひWebマーケティング会社への転職を考えてみてはいかがでしょうか。
それでは最後まで読んでいただき、ありがとうございました!